ロックダウンとは?緊急事態宣言との違い
日本で出されている緊急事態宣言と、海外で出されているロックダウン
これらはどのように違うのでしょうか?
1. ロックダウンと緊急事態宣言の違い
緊急事態宣言では、都道府県が「改正新型インフルエンザ対策特別措置法」に基づき外出自粛を要請できます
・ただし、ロックダウンと異なり、無許可外出に対して罰則を科すことができない
・通勤や通院、食料の買い出しといった暮らしに欠かせない目的であれば自粛を求めない
このような違いがあります
2. ロックダウンとは
日本語で言うと「都市封鎖」ですね
中国、イタリア、フランス、EU、マレーシア、アメリカ合衆国のカリフォルニア州などで実施されました
ロックダウンと聞くと完全に外出できないというイメージもありますが、多くの国では、日用品の買い出しなんかは許可されています
3. 日本でロックダウンはするか?
安倍首相は、日本ではロックダウンできないと名言しています
ここでいうロックダウンできない、というのは、フランスなんかのように、外出を禁止することです
なぜなら、根拠となる「新型コロナウイルス対策特別措置法」(以下、特措法)で、そのようなことが書かれていないからです
特措法では、外出自粛要請ができることが書かれています
つまり、今の状態ですね
4. 結局外出していいの?
いいか悪いかでいうと、いいですね
ただ、「よくはない」といった感じでしょうか
緊急事態宣言を出されたことで、外出自粛要請が強まったとよく言われます
今までの外出自粛要請となにが違うのかというと、外出自粛要請に法的根拠がついた、という点です
「危ないので外出を自粛してください」
「特措法に基づき、外出自粛を要請します」
この違いですね
ただ、あくまで要請なので、外出はOKということになります
5. まとめ
ロックダウンと緊急事態宣言の違いについてご紹介しました
日本は、海外と比較すると、甘めの対応が取られていますね
ですがその分、海外では失業者が増えたりといった側面もあります
日々の生活や経済、ひとりひとりの命など、何を一番大事に考えるべきか、考え直す機会なのではないでしょうか